花かんざし
風のうえに
わたしは
ひとと 止まった
そのしたを
やさしいときが
うたって 零れた
遠いむこうでは
雨が問いつづけ
その天空(そら)では
虹が約束をかいた
静かな 風のうえ
ひとは
わたしの髪に
淡黄色(きいろ)な花を飾した
詩 めいで まい
20代の頃に書店で見つけた詩集が気に入り購入したのですが、
すべての詩があまりにもきれいで、なかなか音にすることができませんでした。
この「花かんざし」は特にきれいで、いつか音楽にしてみたいと思っていました。
まだ、実際に演奏したことはありませんが、いつかそんな機会があればと思っています。