『イギリス組曲第4番 ヘ長調』より第1曲「Prelude」


~イギリス組曲について~
    「イギリス組曲」に関しての資料はほとんどありません。
    その為、この組曲の成立年代など、どうしても
    憶測の域でしかあり得ないのが現状のようです。
    ただ、題名はバッハの死後になってつけられたというのが、最近の
    有力な説になっています。
    フランス組曲と決定的に違うところは、各組曲ともアルマンドの前に
    プレリュードを置いている点です。
    このプレリュードは舞曲とは違った自由なスタイルで書かれていて、
    しかも規模が、かなり大きいのが特徴的です。

~イギリス組曲 第4番 ヘ長調について~
    プレリュードはやはり長大で、かつ大変活発な曲になっています。
    また、サラバンドはチェンバロ演奏の場合かなり装飾音を必要とされ、
    今回データ作成時に非常に困難を感じました。
    このような曲の場合、ほとんど即興演奏的な表現力が必要になります。
    演奏者の資質が大変に問われる曲と言えるのではないでしょか。

     第 1曲 プレリュード
     第 2曲 アルマンド
     第 3曲 クーラント
     第 4曲 サラバンド
     第 5曲 メヌエット.1
     第 6曲 メヌエット.2及びメヌエット.1のダカーポ
     第 7曲 ジーグ