--------- 機関車各部 ---------
ボイラー及び車輪の製作
台枠の板厚はm/mで。L型加工はベンダーで
加工してもらっています。
正確な加工によって、以後の取付がし易く、
加工賃がかかってもそれだけのメリットじゃ大きい。
板スプリングはリン青銅12×1.2tを重ねて作る。
板バネは逆さに固定し重しを吊るして簡単に
荷重試験ができるのでそれで枚数を決定する。
本機動輪は8枚使用しています。
ガス燃焼器
構造は家庭用ガス器具の燃焼皿を長方形に変形したもので、25×25BS角材の上面左右に2mm
角の溝を2mm間隔に切り込み蓋をつけたもの、ジェット部分は0.8mmのニードルから噴射させている。

ガス燃焼器下面の空気
取入口です。
燃焼器は合計で6本
細いパイプから燃料の
ガスが供給されます。
パイプの太さは.....

2Kプロパンボンベを搭載
してボイラー8lの水で約
12分で5K圧に達します
ガス圧は1.2Kgです。
エンジン下面と先台車
先台車車輪は85φ10スポークの2軸、左右の偏動付、エンジンは砲金をベースにBS角材を
組んで蒸気室を作り、ネジ止めしたスライド弁である。マイフォードレースのよさは往復台が
フライステーブルに加工してあり、エンジン素材をこれに固定してボーリング作業が出来る
事である最近はヘッドを購入してフライス加工しているので、あまりこの方法はとらないが
さすがマイフォードらしい価値ある方法と感心する次第。エンジンボアは39φ、ストローク70
mmピストンリングはリン青銅40φから削り出して2本挿入してある。ドレインの機密性は
なかなか難しいがOリングを入れて改善している。ドレインも始めスタートのとき使用して
後にあまり使う事は少ないので特に2.5吋等の小型機では蒸気漏れ等で機密性を高める為に。
取り付けない機種もあった、
ドレインもスタートの時手押しで数m走らせれば煙突から排気してしまうので簡単に
排出する事ができる但し車体がゴールドレインで汚れますが。またコックハンドルを運転室
まで延長して手元で操作する事は大変具合のよい事ですが、その配置工作がなかなか大変で
移動等の取り扱い中しばしば損傷するので私の機種は全て延長せずコックハンドルを
ダイレクトで操作するように製作されている。
ボイラー受け ラチェット
給油器はウエーク、フィールド型でその駆動は動軸の
偏芯輪の往復運動による。ラチェット歯車はこの往復
運動を回転運動の帰るとともに、減速をする。
従来ラチェット歯車は自作したが今回は市販品を
使用することにした。市販の最小形は30φ45歯なので
爪の送りを1/3とし動輪1回転を1/15に落としている。
ポンプのピストンは4φ×10mmである。
スーパーヒーター取付以前の状態、大煙管は7/8吋肉厚1m/mの銅パイプが
4本。スーパーヒーターは6φ(1t)パイプを先端で折り曲げ接合してある。
銀ろうでは溶ける事もあるので、この部分は黄銅ロウを使用
する。小煙管は全て12φ×17本。
煙室外くだは差込式とし簡単に取り外しができるように
取り付けてある。これだと煙管掃除も非常に楽だが
この機関車を含め全ての燃料はLPGを使用しているので
煙管掃除は全く必要なり。スーパーヒーターの効率は様々
であるが試運転ではとりつけず全てが完了してから取り付ける
圧力で1Kg、蒸気使用時間の延長等、効果は期待できる。
またLPGを使用した場合は常時僅かながらでも、ブロアー
をかけておかないと燃焼が中断してしまいロスにはなるが
注意が必要である。

現在ボイラーを載せ試走完了

03年秋に完成予定。この機の特徴はなんと言って
も細いスポーク車輪。治具を使いスポークを一本一
本埋め込んでロー付けしたもので、古い形式車両の
楽しさを表現する目玉と云えよう。この形式には28×
×、38××等様々なものがあるが外見上は大きな
違いはなく、鮮明な資料写真と図面等で選択するし
か方法はないのでこの機種に決定した資料は次の
図書による。
A Pictorial Record of GreetWestern Engines Voume Two: イギリスO.P.出版で銀座西山書店で
購入図面つきの写真集でこれ一冊で充分製作が
可能であるなおパニア、シングルドライバー等
はVoume One:に掲載されておりこちらはイギリスで
愚息が発見購入してきたもの。
なおG.W.Rの図書はこれらシリーズで10冊以上出版
されているのでご参考に。

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  G.W.R “39XX”型テンダー

全長1750ミリ (内テンダー630ミリ)
  重量 エンジン80Kg テンダー20Kg予定 エンジン 39ф×70l×2基
ボイラー 10リッター
 5吋ゲージ 縮尺 1/11.3

GWR3900 原型は1947年英国製