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 テンダー下部には、開閉式
のバケットがあり、走行しなが
ら水をくみ上げる急行独特の
装置がある。中央にあるレタ
リングはG.W.R.をアレンジした
急行専用のマークである。
テンダー部分の台車
24本のスポーク動輪の製作が
第一難関である。これはタイヤ
部にジグを使って、一本一本
スポークをはめ込み、ロウ付け
する事で製作が可能となった。
以下、先台車、テンダー車いず
れの車輪も同様に作る事がで
きる。



先台車

この中にエンジンがすっぽり
入る。
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諸元
〇全長         1680mm
〇重量      41+14  55kg
〇動輪径         210mm
〇シリンダー   25×58
〇ボイラー          3.8g

             1994.5完成
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 1890年代、数多くのシングルドライバーが、全英を走りまわったが、この”3001”クラスの
機関車は、イギリス鉄道の中で最もハンサムだと好評を博した機関車であった。本機3047
はネームを”BELLEROPHON"と言い急行に使用されていた。
 ライブの楽しみは、大勢の乗客を力強く引くパワーにあるといわれますが、本機のような単
動輪では、粘着係数が小さいので、パワーも上がらず、製作する人は少ないようである。
 しかし外輪船を思わせる、その大きな動輪と古典的な形態には、なかなか捨て難いもの
があり、前々から製作意欲をそそのかされたSLであった。
G.W.R.シングルドライバー