パニア (Pannier) 1968 |
車輪は、303のタイヤ部に、BS製のスポーク部分を,焼嵌めする
方式をとると、スポーク部の加工がやり易くなる。全体的には構造的に製作し易い機種であった。
ボイラーは、100Ф×400L(内火室部 150L)容量2L 過熱管
3本使用。タンク容量4L. 軸動給水器、ウエークフィールド型給油器内臓
このような小型機の運転成績は、給水器の好不調にあると思うボイラーが小さいから、どうしても蒸気量が不足して、エンストを起こす事がしばしば.要は使用量に匹敵する給水があればよいとはいえ、ポンプの給水量を変えたり、取り付け位置を変える事などなかなか大変な改造、調整が必要である。
ポンプの吸入作用は比較的弱いので、水タンクの位置と吸入弁の落差の距離は、できるだけ大きく採る必要がある。