キング ジョージ 5世 (King george V) |
トップリーダーである6000(キングジョージV)は、1927年6月に、 次の月には、6001〜6005が完成し、公開前に、様々なテストがおこなわれたが、他の5両に比して、6000が最も優れていたと言う。また同じ4気筒車の、スター(40xx)やキャス(50xx)に比しても牽引力が強く、スター 420t、キャストル455tにたいして、キングは500tであった。1934年、渡米に際しは、米人好みの鐘をトップに飾りつけて、装いを新たに渡米したが、この鐘は記念として 全期間装備して、走ったという。
さて模型では、20数年前、製作キットが販売されていました。英国製5吋で、図面材料一式で40万位でした。完成ボイラーが、70万位でした。人気のある蒸機だけに、マニアの間での売買は最低300万、最高で500万で取引されたとか。今の価額ではどれくらいになりますか。
プロトタイプを 模して製作する以上、外形はリアルに仕上げなければ
ならないが、内部の機構等については、機能第一に、自由な創意で製作に当るのが、私の基本ですので、市販図面では、制約が多く、加えて機械加工の面からも抵抗が大きく、そんままでの利用は、難しいのでは、と感じる次第。
ともあれ内装ワルシャート弁と、ボイ
ラー回りの簡素さで、シンプルなスタイルは、多くのファンを魅了していることでしょう
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□ GWR index