はじめましておうち


うちの犬が、初めてうちに来た時のおはなし。

そのときは私は小学校4年生だった。犬を飼おうって言ったのは父で、私は世話の保証ができなかったから黙ってたんだけど(笑)、やっぱり飼うことになって、知り合いの所で生まれた子犬をいただいてきた。

それが。

もう・・・もう・・・!!すごくかわいくって、わーこんな子を飼うんだー!!って感動しました。ウチに犬が来る!やっぱりその時点ではまだよくわかんない感覚だったけど、とっても嬉しかった。
で。うちのボニーちゃんは、おかあさんと別れるとき。
すごくね、不安そうだった。そりゃそうだよね・・・。ク〜ンク〜ン、なんてもんじゃないですよもう。キャンキャンハイトーンでなく。ボニーは兄弟の中ではかなり声高い方で。うちの犬はかっこいい声なんて出せません。。車での移動だったけど、車の中、しばらくないてて、震えは全く止まる気配なし。 だってまだ幼いのにお母さんとお別れだものね。。こわいに決まってる。どうしようもできない自分もやだったな。

おうちに着いた。

ボニーをだっこしてウチの中に運ぶ。床に置く。

・・・。・・・・・・。・・・あうー・・・。
動かない。正確にはぶるぶる震えまくってその場からは全く動かない。一歩も歩かない・・・。
・・・か・・・、、かわいそう・・・・・・。あうー・・・。

その状態が長い間、とっても長い間。続いて。。

ボニーの寂しさこわさ、絶頂・・・。ホントに見てるだけなんだねこういう時って。大丈夫だよ、って、どうやったら伝わるだろうと思った。犬を飼うってそういうことなんだと、この時は気付かなかったけどね。まぁそういうことなんだ。・・・それは置いといて。

すごくながい時間だったんだよ。 いろいろやってみたけどしかし。

ずっと一カ所で、床の上で、ぶるぶるぶるぶるぶるぶる・・・・・

その時ですよ。
Myお兄ちゃんが、あるものに目をつけちゃいます。つけちゃうんですわ。まぁそれが「犠牲者」となるわけだけどね。