「イギリス組曲」に関しての資料はほとんどありません。
その為、この組曲の成立年代など、どうしても
憶測の域でしかあり得ないのが現状のようです。
ただ、題名はバッハの死後になってつけられたというのが、最近の
有力な説になっています。
フランス組曲と決定的に違うところは、各組曲ともアルマンドの前に
プレリュードを置いている点です。
このプレリュードは舞曲とは違った自由なスタイルで書かれていて、
しかも規模が、かなり大きいのが特徴的です。